PSYCHO-PASS(サイコパス)作品内容一挙紹介!! 今まで見たことないという人、3期を見る前に振り返りをしたいという人も歓迎!!
いよいよ、10月からPSYCHO-PASS(サイコパス)3期がいよいよ放送になります!!
というわけで、PSYCHO-PASS大好きの私が、今まで見たことがないという人や、一回見たけどもう一回振り返りたいという人向けにPSYCHO-PASSのあらすじと魅力を紹介していきたいと思います。
皆さん、これをきっかけにPSYCHO-PASSの世界にどっぷりとつかりましょう!!
あっ、ネタバレあるので注意です!
PSYCHO-PASS あらすじ
、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。犯本作品は、このような時代背景の中で働く公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。(Wikipediaより)
第一期
本作の主人公は公安局1係に新属になった常守朱(つねもり あかね)。そしてもう一人の監察官、宜野座伸元(ぎのざ のぶちか)とその部下で 監視官と同じくドミネーターを与えられながらも、犯罪を理解して予測できるがゆえに高い犯罪係数を持つ執行官の狡噛慎也(こうがみ しんや)、征陸智己(まさおか ともみ)、縢秀星(かがり しゅうせい)、六合塚弥生(くにづか やよい)の4人を中心に様々な事件を解決していく。
常守朱は、常識破りで犯罪係数に縛られずに自分の中の正義を信じてドミネーターを扱う。その姿を見て同じ1係の仲間たちは徐々に心を開いていく。
そんな中、槙島聖護(まきしま しょうご)という犯罪を犯しても犯罪係数が上昇しない免罪体質と呼ばれるイレギュラーな存在が現れる。さらに彼は、狡噛慎也の友人を殺害した人物でもあった。
常森と、狡噛は少しずつ槙島を追い詰めていくが、なんとしても槙島を殺したい狡噛と生かして法の下で裁きを下したい常森とで対立が生じ、狡噛は一人槙島を殺しに向かう。
ついに狡噛は槙島を東北の無人穀倉地帯に追い詰める。常守は体を張って狡噛を殺人犯にするまいと奮闘するもむなしく、狡噛は槙島を射殺。その後、海外へ逃亡した。
1期では免罪体質と言われるドミネーターで裁けない人物をどう捌くか、つまりシビュラという絶対性が規範の対象領域から外れた者を捌く過程が描かれました。「法」とは何か。「正義」とは何か。を問う傑作です。
第二期
第二期では、半数のメンバーが入れ替わり、監視官が常守朱と、最年少監視官である霜月美佳(しもつき みか)、執行官は雛河翔(ひなかわ しょう)、東金朔夜(とうがね さくや)、宜野座伸元、六合塚弥生の計6人が1係のメンバーとなった 。
今回の事件は、鹿矛囲桐斗という青年が様々な殺人事件を犯していく。事件はすぐに解決に向かうと思われたが、鹿矛囲は犯罪係数が上がらないどころか、測定されず、そもそもシビュラシステムに認識すらされない人物だった。
鹿矛囲の目的は公安局にドミネーターを使わせ続けることで、シビュラシステムの場所を特定し、シビュラシステムそのものの犯罪係数を測定することであった。
シビュラは、もともと免罪体質というイレギュラーの存在を取り込んでいくことで自身の完全性を保ってきた複合知能体であった。そして、鹿矛囲自身もたくさんの人間の脳をつなぎ合わせて生きる集合体としての存在だった。
最終回、常守朱の提案もあり、シビュラシステムは集合体としての犯罪係数の測定を認め、鹿矛囲はシュビラの下で裁かれ、シビュラシステムそのものも犯罪係数を上げる要因となっている存在を排除し新しい進化を遂げた。
2期では、 槙島とは違い犯罪係数どころかシビュラに認識されない人物をどう捌くのかが2期のテーマとなりました。そして、最終的にシビュラは集団的サイコパスを認めることになりました。
ここで、注目してもらいたいのが、集団的サイコパスについてです。
「集団的サイコパスを容認するということは、対象が潜在犯でなくてもその社会空間が非とすれば非、執行の対象になる」
「それによって、人々は社会のサイコパスを濁らしている存在が誰なのかということについて疑心暗鬼になり、混乱し、魔女狩りのようなことが始まるかもしれない」
「そうなったとき、シビュラによる裁きは、大量虐殺へと変貌を遂げるかもしれない」
つまり、社会空間が是とすれば、「犯罪」も是であり、非であれば「犯罪」も非であるということになります。集合的サイコパスの担い手が全人類になる可能性を2期11話で示したことが一番のテーゼだったわけです。
劇場版
第2期の後となる2116年、長期の内戦状態下にあったSEAUn(東南アジア連合/シーアン)は、紛争地帯の中心部の首都に平和をもたらすために日本のシビュラシステムを導入する。これによって、首都は平和になったと思われた。そんなある日、武装した不審な集団が日本に侵入する。シビュラシステムが導入されて以降、前代未聞の密入国事件に公安局はその首謀者を調べたところ、狡噛慎也の名前が浮上した。朱は狡噛の真意を探るべく、単身で首都へ捜査に向かう。
常守はシーアンの内地で反政府ゲリラとの戦闘中に狡噛慎也を発見する。
彼はシーアンの反体制ゲリラの戦術指南&精神的なリーダーとして活動していた。狡噛とともに反体制活動をしていく中で、常守はサイコパス診断装置が公正に運用されておらず、現在政権を握っている軍部の犯罪係数が偽装されていることを知る。
常守は狡噛と公安の仲間と協力し、軍部を追い詰める。そしてついにリーダーのハン議長に迫る。しかし、ハン議長は軍部のリーダーなどではなく実は、シュビラシステムから送られてきた影武者だったのだ。常守はシュビラに対して独裁によるシュビラの支配ではなく民衆によって選挙をするべきだと主張。シュビラは結局民衆はシュビラを選ぶのだから意味がないといいつつも常森の意見を受け入れ、軍部による独裁を解体。選挙を行うことにした。
劇場版では、主に戦闘がメインで、特別なテーゼは感じられなかったものの今後のストーリー展開で重要になる部分をたくさん描いていました。日本と海外との関係、そして海外の情勢。また、狡噛が槙島を殺した後の活動も彼らしいもので安心しました。また、今作のテーマとしては「民主制と歴史」といえるでしょうか。独裁に見えるシュビラの支配も過去の日本国民が民意で採択したことを最後に描いていましたし。
劇場版SS case1
監視官 霜月と執行官 宜野座は青森にある潜在犯隔離支配(サンクチュアリ)に調査に向かう。そこでは、犯罪係数を下げるためのプログラムという名目で放射性廃棄物の引き上げ、埋めなおしを行っていた。霜月は、このプロジェクトを指揮している人物を突き止め、プロジェクトを廃止に追い込んだ。
CASE1では、現在の放射能廃棄物の処理に対して警鐘を鳴らした。また、シビュラシステムを頂点とする管理社会の中でも仲介職は人間が担っているために起きるシステムの綻びなどを描いています。
劇場版SS case2
二期では公安局3係の執行官で、それ以後は1係の執行官として活動している須郷鉄平(すごうてっぺい)の執行官になる前、国防軍第15統合任務部隊の頃のお話。国防軍は海外からの攻撃に対してシュビラシステムを守るために命を懸けて日夜戦い続けていた。しかし、そこには国防のためなら部下の命切り捨てる上層部がいた。1係執行官の征陸と須郷は過去の作戦を調べなおし遂に真実にたどり着き、裁きを下した。
CASE2では、今後の物語に重要になってくる須郷の過去を描くとともに、国防軍という公安局とは全く別の指揮系統の存在を明らかにしました。あくまでシビュラシステムが管理しているからと言って日本も一枚岩ではないことを表し、今後の展開がますます複雑になってくることが予想されます。
劇場版SS case3
東南アジア連合・SEAUnでの事件後、狡噛慎也は放浪の旅を続けていた。その旅の途中、紛争の絶えないヒマラヤチベット連合王国でかたき討ちのために戦い方を学びたいと狡噛に懇願する少女に出会う。復讐を果たした狡噛「復讐」のむなしさを少女に味合わせないために日本から王国を視察に来ていた外務官の花城フレデリカと協力し、かわりにかたき討ちをする。海外でも犯罪者として追われる立場になってしまった狡噛は最後、フレデリカの提案で外務官としての仕事を受けるために日本へ帰ることとなった。
CASE3では、国防軍だけでなく、外務省までも登場しました。もともと12省庁あることは1期の頃に一応述べられてはいたのですが、ますます3期の展開がスケールアップしてきそうです!また、復讐を終えさらに、少女の復讐を成し遂げた狡噛が日本に戻って何をしてくれるのか今から楽しみです!!